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扁鵲の塀越しの患者の診断の再現

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茂木昭による集団治療 70人

律動法とは

律動法とは

律動法とは

カイロプラクティック、オステオパシーと同様に骨格診断及び脳・脊髄を重視しますが、律動法の特徴は、全身のあらゆる組織の障害を検査し、骨格、内臓の自動的律動運動現象を捉え、そのレベルから診断し調整をする治療法です。
骨格の律動現象を、水泳プールに浮かぶコースロープのように絶えず律動運動を行っているととらえ、腰椎5番の律動運動の調整(律動調整)のみで全身の障害が改善します。身体の全組織を網羅した検査をして、内臓、脳・脊髄系、神経系、筋肉系のすべての障害部位を腰椎5番の律動調整で回復させることができます。生体、及び骨格の律動現象を知覚する感覚能力の習得法は、律動法において最も重要であるばかりでなく、すべての高度の手技治療法においても不可欠かつ、最大の奥儀でもあります。
平成7年の公開以来、律動法を学んだ多数の手技治療家を輩出してきました。
詳しくは 律動法セミナーのページをご覧下さい。

律動法ガイド

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律動法ガイド(PDFファイル/5ページ)


生きている人体は常にゆらいでいる

背骨はコースロープのようなもの

律動法は骨格を重視する治療法です。骨格を通して全身に働きかける治療法としてカイロプラクティックやオステオパシーなどがよく知られていますが、律動法では骨格についてのとらえ方がそれらとは異なります。それは「骨は常に動いている」という視点です。
そもそも、わたしたちの体の中で動いていないものは何ひとつありません。心臓の拍動と呼吸、リンパの流れや内臓のぜん動など、体内ではさまざまな動きが常に起きているので、じっと動かずにいるときでも全身が微細にゆらいでいるのです。人間だけでなく、生命あるものはすべてゆらいでいるといえるでしょう。
律動法では、その微細なゆらぎを骨の動きとしてとらえています。必ず先にチューニングを済ませてから静かな気持ちで手を骨に触れて感覚を研ぎ澄ませていくと、背骨の場合は、プールのコースロープのような動きを知覚できるはずです。これは、正確に言えば、骨のエネルギーの動きなのです。
骨のゆらぎについては、カイロプラクティックやオステオパシーの一部のテクニックでも認めていますが、それは主に頭蓋骨や仙骨を中心としたものであり、比較的とらえやすい動きにのみ着目したものといえます。そのため、全身の微細なゆらぎを的確にとらえた見方とは異なるかもしれません。
骨が常に動いているという事実を知覚し、知る事から、あらゆる治療法、健康法、医学の視野が広がるでしょう。

生命そのものに触れる

律動法の治療では、従来の治療法では発見できなかった全身のすべての骨格の微細な動き対象としているため、治療者は必然的に鋭く研ぎ澄まされた感覚を持つことになります。そしてそれは、人体すべてを異なった視点からとらえ従来の治療法の検査・診断における死角の部分に光を当て、生命の未知なる働きを知ることにもつながるのです。
「治療者の観察が行きわたった部分すべてに治療による変化が起きている」のであれば、骨の動きを通じて体内の微細なゆらぎの状態を検査することで、治療の効果は全身へくまなく行きわたることになります。
律動法では、そのような骨の動きのことを律動と呼んでおり、手の感覚によって律動に触れることは、患者の生命そのものに触れることに等しいとわたしは考えています。
茂木昭 著 「奇跡の新鍼灸と手技治療(「生命のささやき」の改訂版)」より抜粋

律動法は生命のゆらぎを整える治療法

あらゆる器官・組織を正常にする

律動法は生命そのものの表れである全身の微細なゆらぎ(律動)を腰椎5番という骨を通じて的確にとらえ、その律動を調整することで、背骨と頭蓋骨、そしてそこに収まっている脳と脊髄に正常な働きを取り戻す治療法です。
さらに、「治療者の観察が行きわたった部分すべてに治療による変化が起きる」という観点から、患部を中心として全身を筋肉反射テストによって精緻に検査することで、あらゆる器官・組織を正常化します。
特に、治りにくい病気の隠れた原因となっている微細骨折や病原体の感染を検査できることから、ほかのあらゆる治療法とは異質の治療成果を上げることができます。

カイロプラクティック、オステオパシーとの違い

カイロプラクティックで用いている骨格の歪みを表す記号は「リスティング」と呼ばれています。
背骨と頭蓋骨を調整して脳と脊髄の正常な働きを取り戻すという点では、カイロプラクティックやオステオパシーといった治療法もまた共通した物の見方に立っているといえます。ただし、それらの一般的手法の多くは骨を静止したものとしてとらえているため、どうしてもそこには、診断上の死角(盲点)が生じてしまい、治療の影響を全身の器官・組織へ確実に及ぼすことができないという見方をします。
また、その治療の方法自体にも限界があります。スラスト法と呼ばれる瞬間的な強い力で骨を動かす骨格矯正法が多く用いられていますが、律動法の考え方で骨格が歪むメカニズムを考えてみると、この方法ではじゅうぶんな生体の回復をねらえないと見ています。
体のトラブルがある場合に限らず、疲労時には脳と脊髄が緩んだ影響で関節を固定している靱帯が緩み、その結果として骨格に歪みが生じる...という説明を思い出してください。(研究会概要の最下部「脳・脊髄と筋肉の関係」参照)これを家で例えると、柱などの骨組み部分の継ぎ目が緩みグラグラとしている状態だといえます。
さらに、この緩んだ関節が固定しようとして周囲の筋肉が硬く緊張すると、それがコリとなって痛みを生じます。しかし、原因はあくまでも緩んだ関節ですから、筋肉をもんでも叩いても一時的な効果であり、原因である脳と脊髄を治さないことには根底からの治癒はありえないのです。コリとは内部の脳・脊髄の補強現象なのです。
一方、「原因は骨の歪みにある」と考えてスラスト法による強制を試みる場合、すでにグラグラしている関節に強い力をかけるわけですから、そこをよけいに緩ませかねません。このような状況では難知疾患が回復するだけの体力、治癒力の向上は難しいでしょう。
回復力がもともと強い人の場合は、このような治療で痛みをごまかしているうちに自力で自然治癒することもありますが、回復力それ自体を向上させるような治療を行うことが大切ではないでしょうか。
そこで律動法では、腰椎5番の律動(ゆらぎ)の調整によって背骨と頭蓋骨を整え、脳と脊髄の働きを律動現象レベルから正常にします。神経系の働きが正常になることで全身の靱帯は強い締まりを取り戻して関節も円滑な動きを回復し、全骨格の歪みが確実に解消されます。さらに、関節が安定すると靱帯の代わりに頑張って硬くなっていた筋肉の弾力が回復し、痛みもすみやかに消えてしまうのです。
このようにして全身が整うことで血流が改善し、呼吸や心臓のリズム、そして内臓の動きなどもすべて調和的に整い、全身の骨格にもその調和に満ちたゆらぎが伝わります。律動法では、わずか30秒ほどの間に、そのような全身にわたる変化が起きるのです。
茂木昭 著 「奇跡の新鍼灸と手技治療(「生命のささやき」の改訂版)」より抜粋

「止まった骨」と「動く骨」の違い

骨のズレと動きの片寄りはイコール

もう少し詳しく、従来の治療法との考え方の違いについて説明しておきましょう。
カイロプラクティックをはじめとする従来の治療法では、これまで、骨格の歪みを静止した状態でとらえてきました。背骨をプールのコースロープに例えましたが、それらの治療法は、ロープをプールサイドに引き上げた状態の見方をしているといえます。
ただし、そのこと自体は決して間違いではありません。静止した状態としてとらえた骨格の歪みと、骨の律動の片寄りは、同じ状態を異なる側面から観察した異なる結果なのです。
例えば、ある椎骨が背部から見て右に回旋した状態でズレしているとしましょう。このときに、背中側から棘突起と呼ばれる椎骨の後ろの突起に触れると、背骨の正中線から右にズレた位置に感じられることから、カイロプラクティックでは「PR(右回旋)」という記号でこの歪みを表しています。
一方、骨を律動するものとしてとらえ、手の感覚を鋭敏にして同じ椎骨に触れてみると違う世界が見えてきます。そのとき、骨は固定されたものではなく、常に動いているのに対し、異常な椎骨には動きの片寄りが見られるのです。
PRの状態にある椎骨で言うと、背中側から棘突起に触れて左右の律動に意識を合わせたときに、右へ片寄りのある左右の動きが感じられることになります。

律動リスティングは静止リスティングのメジャー

カイロプラクティックで用いている骨格の歪みを表す記号は「リスティング」と呼ばれています。
律動法では、骨格の歪みを静止したものとしてとらえたものを「静止リスティング」、律動の片寄りとしてとらえたものを「律動的リスティング」として区別していますが、この両者の方向性は完全に一致しているので、律動的リスティングの記号にはカイロプラクティックと同じものを流用しています。さきほど挙げた例でいえば、静止リスティングも律動的リスティングも同じ「PR」なのです。
ただし、同じリスティングでも治療の方法は異なります。カイロプラクティックでは、PRになっている椎骨を逆方向であるPL(左回旋)の方向へ矯正しますが、たとえその方法で棘突起が正中線上に戻ったとしても、律動的には抵抗の強い動きとなって椎骨は再びPRの位置に引き戻されてしまいます。
その逆に、律動の片寄りを正しく調整すると、静止リスティングにおけるPRの状態も解消されて正中線上に安定します。
つまり、静止リスティングにとって、律動リスティングはメジャー(原因)であるととらえます。レベルの高い脊椎調整には律動調整が必要となる理由がここにあります。
茂木昭 著 「奇跡の新鍼灸と手技治療(「生命のささやき」の改訂版)」より抜粋

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