第17期基礎シリーズ 第2回目-WEB報告-
平成28年3月13日(日) 会場:周気堂治療室
■治療とはなにか
人体・人体機能を自分で見て見て見尽して、それから何が正常なのか、異常なのかを見ていく。
■腸骨稜のとらえ方と仙骨披裂
腸骨稜の最高位を通り過ぎ、正しい位置をとらえる。
仙骨稜の左右の披裂、仙骨孔のラインをそれぞれ広げる。もしくは、指を沈めていく。
左に披裂がある(微細にみると右にもある)
■移行椎の触診
寛骨が大きく、術者の4本指を揃えて仙骨にあてると、それよりも仙骨が大きい。
まずL5を見つける。
仙骨はいくつかの椎骨がつながっているので腰椎よりは硬く、それを指標に仙椎を数える。
■5段階で診断していく
「わかった気がする」から精度をどんどん上げていく。
5段階のL腎臓の異常→L中大脳動脈
3段階のL腎臓の異常→R中大脳動脈 5mm
1段階のL腎臓の異常→R中大脳動脈 0.5mm
■手技治療の名人の体作り
手をしなやかに上下させる。
肩~上腕骨~前腕骨へ。
仙骨~背骨全体をすべて連動させて使えると、ゆっくり動かせる。
■正しい腹診とは(温弾柔締)
術者の手と体ができていないと正しい腹診ができない。
温...温かみ
弾...弾力がある
柔...柔軟性がある
締...締まって
■手術部位について
手術跡から手術の切除したところの癒着、
またはその周辺部位の感染状態等をみることができる。
■感染症と手術の関係性について
小学生頃などにひどい下痢をした人は大概、赤痢系統の感染症として残っていて、
中年以降の病状の基礎になっている。
その感染は消化器全体や、腎臓、肺などの内臓、脳などに血液を介して伝搬。
また、重要なのは骨である。
感染症は骨に入り、緻密さを欠いていき、骨折しやすくなる。
■喉の違和感と発声による診断
発声の異常から声帯の異常箇所を診断。
診断:L声帯
L披裂軟骨内転(内転している場合、息が吸いにくい)